ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

【North Star Metric】ノース スター メトリック

組織、プロダクトが

何を大切にしているのか、それは現在どのような状況なのか

を知るための指標を決め、同じ方向性を向くことは非常に大切です。

 

North Star Metric/ノース スター メトリック

f:id:ruirui779:20210603182046j:plain

North Star Metric

North Star Metricとは、

その名前のとおり、

「北極星」となる「指標」です。

 

海図もコンパスもない時代、

北極星は航海に出る船長にとって、進むべき方向を判断する重要な基準でした。

 

その北極星になぞらえ、

プロダクトや事業の成長が実現できているかどうかを知るための単一指標を

North Star Metric / ノース スター メトリック と言います。

 

プロダクト・事業がグロースできているかどうか、価値がユーザーに届いているか

どうか。特にマネタイズ前の事業においては、KGIとしての収益自体は伸びて

いかないため、この指標が伸びていれば、将来必ず、収益も伸びてくる。

そういった指標をNorth Star Metricとして設定します。

 

マネタイズ後の事業においても、

組織として、最も大切にする指標を一つに絞り、

設定をすることは、有効的で、組織のまとまりを強化することにも

寄与すると思います。

 

様々な観点で多くの指標をモニタリングすることはもちろん大事ですが、

多くの人の頭に入るかというと、そうではありません。

 

「ここさえ目指しておけば大丈夫」

そういったメッセージは、複数の組織や様々な役割を持つ人が混在する

組織において、一つの道標となり、皆が同じ方向性を向くことに

つながります。