仕事で成果を出すためには、
能力やスキルを身につける必要がありますが、
その土台となるスタンスは、より重要な印象があります。
仕事に対するスタンス
スタンスという言葉を国語辞典で調べると
・立場、態度
・球技で球を打つときの両足の意志・構え
・ロッククライミングにおける足場
という3つの意味がでてきました。
もちろん、今使っている言葉の意味としては、立場、態度としてのスタンスです。
6つのスキルと4つのスタンス
自分が、昔働いていたリクルートにおいても、
当時(今はどうか知りません)、
4つのスタンスを身につけるように強く求められました。
分社化された会社のコーポレートサイトなどで外部に出ていたので、
書いて良いかと思いますので、書くと
・圧倒的当事者意識
・考え抜く、やり抜く姿勢
・広く・深く学び続ける姿勢
・チームとして協働を追求する姿勢
といったもので、
スキルは6つのスキルがあり、
・構造で捉え俯瞰して見る力
・分析的に捉え問題を特定する力
・筋の良い仮説を立てる力
・プロセスを作り込む力
・ビジョンを打ち出す力
・人を理解し統率する力
というフレームワークでした。
これに基づき、ここは強いので更に伸ばそう、
ここは弱いので、克服していくいこう。
そのためにこういったことをやろう。
そのような形で上長と面談を行い、能力開発テーマを決め、
仕事に取り組んだ記憶があります。
リクルートで求められたスタンス以外にも、
スタンス、立場、態度には色々なものがあるかと思います。
例えば、
・素直さ
・柔軟さ
・粘り強さ
・謙虚さ
といったものが思いつきます。
他にも色々な観点があるでしょう。
色々なスタンスのなかでも当事者意識を持つということは非常に重要だと思う
自分だけでやる仕事ではなく、人と一緒にやる仕事において、
自分の責任と他者の責任を区分けするというのは難しく、
加えて、仕事には、一緒に仕事をする仲間だけではなく、
マーケット環境など外部の力も影響してきます。
なので、何か起きた時の原因を自分ではなく、
他者や自分以外に置くことは簡単だし、できたりします。
自分自身、根の部分はどちらかというと、何か起きた際には、他責にしがちです。
この性格は、仕事で成果を出すという点において、
マイナスになるので、どのように考えるようにしているかというと、
事業の変数となる重要指標は何か、ドライバは何かということを
考えるのと同じようにしようと自分に言い聞かせています。
ここでいう変数とは、値を変えられる数字という意味です。
他人か自分のどちらを変えられるのかという観点ですが、
他人が変わってくれる可能性はあっても、こちらからどういった働きかけを
行ったとしても、その人が変わるかどうかは、その人の意志によってのみ
変えられます。ただし、自分が違います。自分自身で決められる。
自分自身でコントロールできるので、変化もできるし、
当事者意識をもって、自分で取り組んだほうが、精神衛生的に楽です。
あと、仕事の結果は、その名の通り「結果」であり、
結果の手前にある「行動」が変数となります。
そして、行動は変えられますが、行動をするのは、自分自身。
そう言い聞かせて、仕事に取り組むようにしています。