組織において、物事の解釈は人それぞれで
その目線を揃えることが大変だったり、時には
認識の齟齬など原因となり、問題が起きることもあります。
そのためには、何事に対しても標準化が重要になってくるのですが、
遡ると、秦の始皇帝は中国の統一を図るために、
様々な観点で標準化を行ったようです。
秦の始皇帝が行った標準化
秦の始皇帝がおこなった標準化は、
- 度量衡
- 長さの揃った矢
- 貨幣
などです。
度量衡とは、測定単位の基本をなす「長さ」「体積」「重さ」のことで、
税金の取り立てや、商取引活動の円滑化につながりました。
矢の長さは、平均を標準化したことにより、戦闘力が強化されました。
この話を雑誌かなにかで読んだ際に、
秦とは、随分昔から標準化という概念はあったのだなと感心したのですが、
調べてみると、もっと古いところでは、エジプトのピラミッドの建設には
石を統一された単位で測る計測法や、作業手順なども統一されたりしていたようです。
統一の歴史深い。。
ボルチモアの大火災
また、標準化の例として有名な「ボルチモアの大火災」という例があり、
これを知った際に「なるほどー」と唸ったのですが、
明治37年にアメリカ東部のボルチモアの市街地で火災が発生し、
ワシントンやニューヨークといった近隣都市から消防隊が駆けつけるも、
鎮火に36時間を要し、大きな被害が発生。時間がかかった要因が応援に来た消防隊の
ホースと消火栓の規格が違い、接続できなかったということのようです。
仕事においても、
標準化が進むことで、コミュニケーションのコストや成果が出やすくなります。
標準化。大事ですね。