ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

営業KPI、プロセス管理

一定規模の営業組織になれば、

KPIや営業プロセスの管理を行うようになるかと思います。

SFAなどのツールを利用している

会社も多いのではないでしょうか。

 

営業KPIに設定する項目は?

f:id:ruirui779:20200129230749j:plain

営業が提案をする商材や、組織の人数などによって、

KPIに置く項目は異なるかもしれませんが、

設定する項目は、

  • リード数
  • 商談数
  • 見積提出数
  • 受注数

といった感じでは、ないでしょうか。

単価や粗利をコントロールする場合は、

  • 見積額
  • 粗利額(粗利率)

といったような項目を設定しているかもしれません。

自分も、営業中心の事業においては、

上記のような項目を設定し、

モニタリングするようにしています。

 

見ている内容は、それぞれの項目の予実と、それぞれの項目は、

リード→商談→見積→受注  といった形でファネルになっているので、

フェーズ間のCVRの目標を設定し、その予実をみていくという形です。

 

営業KPIをもとに行うコミュニケーション

f:id:ruirui779:20200129233959j:plain

営業KPIをもとに、

どのようなコミュニケーションをチームと図っていくのか。

自分の場合は、自分と事業責任者・事業コントローラーとの間で、

コミュニケーションを取るケースがほとんどなのですが、

とある場面で確認した過去のメモを見返してみると、

商談数、見積数、受注数の各フェーズで以下のような

会話をしていました。

 

  • 商談
・商談数はコントロールできているのか?
具体的には週次、月次で目標数の設定があり、
その予実管理、ショートしているときの
改善ができる体制ができているのか?
 
・商談→見積のCVRが40%ということだが、
新規顧客と既存顧客でこの率に差はないのか?
 またこの数字のブレ幅が知りたい

 

  • 見積
見積もり件数、見積もり単価はコントロールできているのか?
 すべてのアプローチ先で単価がコントロールできるものなのか?

 

  • 受注

商談から受注までのリードタイムと現状のKPI見通しは、

整合性がとれているのか?もう少し受注は後になるのではないか?

 

実績をもとに、解釈をすり合わせていき、

施策やKPIの再設計を行う。

そんなイメージです。

 

人が介在すればするほど、KPIのコントロールは難しい

f:id:ruirui779:20200129235756j:plain

表題の通りですが、

人が介在すればするほど、KPIのコントロールは、

難しくなると思います。

例えば、商談ひとつにとっても、すべての商談が違う商談で、

ご挨拶に近い内容の面談を商談としてしまっている営業も

いるかもしれません。挨拶を100件しても、おそらく受注には

つながりませんよね・・・。

 

事業マネジメント上は、それぞれのプロセスの定義を明確化し、

人によって解釈が分かれることがないように、

設計していくことが大事です。