ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

キャリアに関する考え方_山登り型、川下り型

メンバーとの会話のなかで、将来キャリアを

どのように考えているのかといったことを聞く

ことがあるかと思います。

 

リクルートで良く使われているフレームワークで、

will-can−mustというものがありますが、

マネジメントとしては、メンバーのwillを知ったうえで、

マネジメントをしようと心がけるものです。

 

ただ、感覚的には、明確に目標設定をしている人のほうが

少ないのではないでしょうか。

 

Will、Can、Mustのフレームワーク 

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リクルートで良く使われていたフレームワークで、

Will、Can、Mustというものがあります。

自分が在籍していたときは、目標管理制度が取り入れられており、

半期に一度設定する目標設定のタイミングにおいて、

Will、Can、Mustをシートに記載し、その項目に対して、

上長のフィードバックをうけるかたちになっていました。

 

Will:自分自身がやりたいと考えること

Can:出来ること。スキルだけではなく、スタンスも含まれる

Must:やらなければいけないこと。業務上のミッション

 

Willつまりメンバーがやりたいこと、

Canつまりそのための能力開発とMustやらなければいけないこと

つまりミッションの目標設定を紐付けていく。

それが結果的に成果につながりやすいということで

こういったフレームワークが使われていました。

 

上長は、メンバーのやりたいことを知ったうえで、

Will とミッションの紐付け及びCan を伸ばしていくための

能力開発プランを目標設定の際などにコミュニケーションすることが

求められていました。

 

ただ、今の会社でもそうですが、

「将来どういったことをやりたいのか?」という質問に

明確な答えが返ってくる人は多くなく、

具体的なものはないという人がほとんどではないか

というのが、自分の感覚値です。

 

自分自身も、常時明確な目標設定をしているような人ではありません。

では、それが悪いのかというとそうではないというのが自分の考えです。



山登り型の目標設定

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図のように、目標設定及びその達成プロセスは、

1.目標を設定し

2.現状を把握

3.目標と現状の差分を知り、

4.その差分を埋める打ち手を考え、実行する

といったフレームワークに置き直すことができます。

 

このようなプロセスで設定する目標設定は、

山登りに似ていることから、

山登り型の目標設定と言われます。

 

繰り返しにはなりますが、感覚値としては、

明確な目標設定をしているような人は少なく、

そのようなことを1on1などで聞いたとしても、

分からないと答える人も多いのではないでしょうか。

 

川下り型の成長

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山登り型の目標設定ができなくても、

川を下るように、目の前の仕事を一つ一つクリアしていけば、

結果的に出来ることが増え、

成長をしているというようなプロセスも存在すると思います。

 

これは、川下り型の成長と呼ばれ、

この考え方を知ってからは、

目標が明確でないメンバーに対しては、

このような成長方法もあり、大事なのは、

振り返って、自分が成長できているかどうかを

確認することだと伝えるようにしています。

 

Can つまり、出来ることが増えてくると

そうであった以前よりも、その人自身の目線や考え方が変わり、

以前は目標設定をすることをしていなかったとしても、

できることが増えたことによって、

山登り型の目標設定をしたいと

考えるようにケースもあるのではないでしょうか。