ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

面接における最後の質問

自分は今の会社で最終面接官として、

候補者の方にお会いすることが多いのですが、

最後は、候補者の方に

「何か質問はないですか?」という話をさせていただきます。

 

ほとんどの場合、何か意図があって聞くというよりは、

せっかくご応募いただき、時間をとっていただいたので、

お答えできることは、

全てお答えしようと思ってお伝えさせていただいているので、

どのようなご質問でも、何か評価を下すことはないのですが、

その中でも少し気になることをいくつかあげてみます。

 

残り時間を考えたやりとりができるかどうか

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セールスのアポイントでも、

社内の会議でも、

その場で使う時間は1時間や30分といったように

最初から所用時間を想定して設定されていることが、

ほとんどだと思います。

 

最後の質問で、

明らかに時間がオーバーになりそうなくらいの話を始めたりされると、

事前に時間の終わりを伝えられていなかったとしても、

少しそのあとの予定が気になってしまいますし、

逆に話の中ででも、少しケアいただける方だとすると、

良い印象を持ちやすいかなと思います。

 

質問がなかっとしても、面接官個人の考えを聞くと良いのでは?

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感覚的には4人に1人ぐらいは、

面接官個人が考えるビジネスパーソンとしてのキャリアや

今の仕事に対しての考えなどを聞く質問をされるので、

もはや定番の質問なのかとは思いますが、

質問がないようであれば、せっかくの時間なので、

面接官に関しての質問をしてみると良いと思います。

 

自分の会社でもそうですが、

面接では応募者のことか会社のことをテーマにして話をすることがほとんど。

一方で実際の仕事では、

経営陣や上司のパーソナルな部分、志向、振る舞いによって、

働く環境が大きく変わるはずです。

なので、

本当は面接や面接以外の場でもその会社の多くの人のことを知った方が、

絶対にプラスに働くと思います。

主要な戦略、方針は誰が、どのような形で意思決定しているか

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会社の戦略や方針がどういったもので、

それをどのように意思決定をしてるか?ということを聞くと、

その会社の意思決定プロセスがわかり、

トップダウンなのか?

ボトムアップなのか?

キーマンは誰なのか?

といったことがわかりるのではないでしょうか。

 

経営層に近い立場で、

働いている人はこういった内容に近い話を質問されています。

未上場特にスタートアップを受ける方は、

主要株主の構成や、持ち分比率なども、

マストで抑えておいたほうが良いと思います。