ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

面接で聞かれることを面接をする立場から考えてみる

現在、上場ITベンチャーの役員として、

週3名〜5名程度の方と面接しています。

面接をしている立場から、

転職時の面接で聞かれることを考えてみたいと思います。

今回は、ご本人の志向、考えについてです。

 

候補者の方がどのような会社や仕事を探しているのかが知りたい

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最初に知りたいと思うのは、

候補者の方がどのような会社や仕事を探しているか?

また、その理由はなにか?です。

 

転職をするということは、

直近で勤めている会社(勤めていた会社)で何らかの不満や、

実現ができなかったことがあるなど、

何らかの理由があるはずで、

その理由を率直に知りたいと考え、

お会いしたタイミングの最初に聞くようにしています。

 

その内容がポジティブであるか、

ネガティブであるかということよりも、

その方が大切にしていることや、その人の考え方、

志向を知らないと、自社にジョインいただいたあとに、ご

活躍いただくことができないため、必ず確認するようにしています。

 

「お考え、ご思考を理解したいので、

今回の転職でどのようなことを実現させようとされているのか。

どういった会社や仕事を探されているのか、

教えていただけますか」

という聞き方をよくしています。

 

どのような環境で仕事をすれば、成果を出しやすいのか

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仕事は仕事、個

人は個人という考え方もあるとは思いますが、

個人のやりたいことや個人にとって働きやすい環境というのは、

パフォーマンスに大きく影響すると感じます。

 

自分がリクルート社にいた時代には、

will can mustといったフレームワークが使われていました。

will can must については、検索いただければ、

色々情報が出てくると思います。

 

質問としては、

「どういった環境であればご自身のパフォーマンスが最大化されますか?」

とシンプルに聞くことが多いのですが、

逆説的に、

「仕事をしていく中で、個人の価値観として許せないことや、

モチベーションが下がることは、どのようなことですか?」

といった質問をすることもあります。

 

後者の質問に対して、ストレートに色々出してくれる方は、

あまりいませんが、

どれぐらい本音で話してくれているかという尺度にもなりますね。

 

将来どのようなキャリアを描いているのか

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おそらく多くの会社の面接でも出てくる質問だとは思いますが、

候補者の方が、

将来どのようなキャリアを歩みたいと考えているのかは、

面接官として気になります。

 

確認したいポイントの一つとしては、

今回の転職活動と将来のキャリアがつながっているかどうか。

経験上、一貫した話として聞けることは少なく、

聞けなかったからといってお見送りにするということでも無いのですが、

つながった話として聞くことができるケースでは、

ご入社いただいた際に活躍いただけるイメージを

持ちやすいかもしれません。

 

よく募集ポジションなどで、

まずは成果を出したいという話を聞きますが、

色々な会社を受けている中で、

自社のポジションの話しか考えていないわけではないはずで、

そういった回答があった際には、

あまり考えていないのかなと感じるというのが正直な感想です。