ビズる

上場ITベンチャーで取締役として働く筆者が、主に経営戦略や事業開発、組織マネジメントなどについて考えを語るブログ

シナジーを競争優位性にする

戦略を考え、実行することは、事業運営そのものでもあります。 競争優位性について、少し整理してみます 特徴を重ね競合優位性を高める 競合との差別化が重要ということは、よく世の中的に言われることですが、 戦略の大家と呼ばれているリチャード・P・ルメ…

業績管理のために行っている3つの方法

業績管理の方法を常に進化させていきたいと思っています。 今のところ、こんな感じでやるのがいいのかと思い、 実行しているものを、いったん言語化しておこうかと考え、書きます。 1.戦略方針(テーマ)、重要KGIを期初に決める リクルートマネージメントソ…

M&Aプロセスのマネジメント方法を3つ紹介

M&A

会社売却、事業売却のM&Aにおいて、 仲介会社(もしくは、自社のM&A担当)に業務をお願いすることに決めたものの、 候補企業がどのように提案をしているのかということがみえなかったり、 進捗管理方法が分からないというような悩みは、 多くの企業が抱える…

M&A仲介会社の選び方

M&A

株式譲渡、事業譲渡において、高い価格を望むには、 複数の候補企業と並行して交渉を進めることが重要です。 バイサイドとしては、相対で交渉を進めるほうが有利にはたらきます。 複数の候補企業と交渉を進める場合、自社だけで進めることは難しく、 仲介会…

M&A売却価格の考え方

M&A

企業や事業売却に関する機会は、そう滅多にたくさんあるわけではなく、 公開されている情報やナレッジも限られています。 だからこそ、M&Aの仲介サービスを運営されている企業さんは、 多くの成功を報酬を得ることができ、高収益となっています。 経験からの…

事業の投資判断

取り組んでいる事業にこれまで以上に投資すべきか、現状維持か、もっと利益化していくべきか。非常に悩ましい判断です。SaaS事業でどのように考えたかについて、書いてみます。 事業KPIの評価 とあるSaaS事業のケースでは、 主に①ユニットエコノミクス、②有…

人生曲線というツールをチームメンバーの相互理解に活用する

自己分析の手法で、人生曲線をつくるという手法がありますが、 チームメンバーが相互を知るツールとしても有用です 人生曲線とは 自分のこれまでの人生をグラフ化し、 その時の気持ちなどを書き出し、振り返りをするものです。 上記の図のように、横軸を時間…

1兆ドルコーチを読みました

スティーブ・ジョブズやエリック・シュミット、ラリー・ページなど、 シリコンバレーの著名経営者のコーチを務めたビル・キャンベル氏に ついて書かれた「一兆ドルコーチ」を読みました。 感じたことは、以下です。 経営のコーチという職業が存在するんだと…

事業計画書の妥当性検証

事業計画書の妥当性を考える際に、考慮したいポイントをまとめてみました。 競合と比較して、妥当な成長率、利益率になっているか 経営の目線で、各事業が作成する事業計画の妥当性について、書いてみます。 事業サイドが作成する計画は、達成ができないとい…

大企業からベンチャー企業への転職

大企業からベンチャー企業への転職。 大企業で働いている人は、どういう変化があるか、 イメージをしにくい部分があるのでは、ないでしょうか。 あくまで自分の経験ではありますが、参考になればと考え、書かせてもらいます。 業務範囲が広く、自分で仕事を…

新規開拓で商談を獲得するための3つの方法

新規開拓で商談やアポイントを獲得は営業にとって永遠の悩みです。 今日は、有効な手段を3つ紹介します。 1.新規開拓の王道、コールドコール 営業会社と言われる営業が強い会社は、 まだ電話による新規営業が新規開拓のメイン手法として、 活用しているとこ…

ヨミ表を活用した事業マネジメント

営業業績を管理するツールであるヨミ表。 リクルート社にて、かなり昔に開発された手法だと思いますが、 今でも活用している会社がたくさんあるのでは、ないでしょうか。 ヨミ表は、受注の確度によって、業績の予測を行うツール ヨミ表は、上記画像のような…

営業で最も大切なことは誰に会うか

就・転職サイトでも営業という職種の求人は、一番多い。 時々不要論もあがる営業という仕事ですが、今でも、 ホワイトカラーの仕事としては、一番多い、職種なんじゃないかと思います。 営業で、最も大切なことは誰に会うか 個人の考えですが、企業向けの営…

事業計画の作成、予算設計に必要な4つのポイント

現在役員を務める会社にて、次の会計期間で使用する計画、 予算の作成をはじめるタイミングであり、必要なポイントを簡単にまとめました。 MECEに考えたものではありません。 1.目標設定の考え方について、関係者で合意をする 事業として、目指したい目標と…

新型コロナというブラックスワンがやってきた

ナシーム・ニコラス・タレブ氏が、 2007年に執筆された著書「ブラックスワン」 この本で書かれている黒い白鳥が、まさに2020年にやってきています。 新型コロナウィルスによる経済影響 2020年4月現在、新型コロナウィルスの影響により、 世界は非常に厳しい…

モチベーション管理・モチベーションマネジメント

自分の部下となるメンバーのモチベーションを 管理すべきか否か。 組織コンサルティングを提供しているサービスのなかには、 モチベーション・マネジメントこそ組織管理の肝だと 述べているサービスもあれば、 絶対に避けるべきと言っているようなサービスも…

業務委託、フリーランスといった働き方は増えていくのか?

一つの会社に雇用される働き方ではなく、 業務委託、フリーランスといった、 雇用されない働き方は、今後増えていくのか。 個人的に、非常に気になるテーマです。 日本人は、毎年どれぐらいの人が新しいしごとについているのか? 総務省統計局さんが行ってい…

営業KPI、プロセス管理

一定規模の営業組織になれば、 KPIや営業プロセスの管理を行うようになるかと思います。 SFAなどのツールを利用している 会社も多いのではないでしょうか。 営業KPIに設定する項目は? 営業が提案をする商材や、組織の人数などによって、 KPIに置く項目は異…

EV/EBITDA倍率は、意思決定にどこまで活用できるのか

M&A

買収価格が、 EBITDAの何年分でまかなえるかを表す指標に、 EV/EBITDA 倍率というものがあり、 企業買収の際に、買収価格が割高なのか、 割安なのかを判断する目安になったりします。 「その案件ってEBITDA倍率で何倍?」といった風な使い方です。 EV(事業…

事業におけるミッションやビジョンの設定

ミッションやビジョンは、本当に必要かどうか? 様々な意見があるかと思いますが、 自分は、あったほうが良いかと考えています。 複数の事業を持つ企業は、 全社のビジョンに沿ったものであることが前提ではありますが、 事業別にミッションや目標を持つこと…

1on1におけるフィードバックでジョハリの窓を活用する

メンバーとの1on1において、 ジョハリの窓を活用したフィードバック方法を紹介します。 利用シーンは、メンバー自身の能力開発についての フィードバックで使うことを想定しています。 メンバーが自分自身のことをどのように捉えているのか、 また、上長がメ…

キャリアに関する考え方_山登り型、川下り型

メンバーとの会話のなかで、将来キャリアを どのように考えているのかといったことを聞く ことがあるかと思います。 リクルートで良く使われているフレームワークで、 will-can−mustというものがありますが、 マネジメントとしては、メンバーのwillを知った…

セールス型事業におけるユニットエコノミクス

採用やユーザー獲得のための広告費用など、 事業運営において、売上を上げていくためには、 様々な投資が必要になりますが、 その判断は常に悩ましい問題でもあるかと思います。 その一つの判断基準として、投資を先行させ、 時間をかけて将来に投資を回収し…

Trello(トレロー)による組織マネジメント、組織タスク管理

2020年1月現在、 自社事業と関連会社の役員を兼務しながら、 5名程度のチームを自分が直接マネジメントを行っております。 自分の能力不足から、 チームの重要タスクが遅れたりすることが起きており、 組織マネジメントにTrello(トレロー)を活用しはじめま…

日本の労働生産性は低いという事実

日本は労働者が生み出す一人あたりの利益が低い 労働者が生み出す一人あたりの利益が 日本の労働者:8万4027ドル(約924万円) アメリカの労働者:12万7075ドル(約1398万円) 日本の数字は、OECD加盟国36カ国中20位 先進7カ国のなか…

分解されたKPIに基づく組織設計

事業のKGIを因数分解し、 因数分解されたKPIを伸ばしていくことでKGIを成長させる。 おおよそこんな感じで、 多く事業がKPIの設計と改善を行なっているんだろうと想像しています。 そのなかで、KPIの性質によって、 おいかけるKPIと組織を分けるということが…

大企業向けセールス手法「マトリックス営業、マトリックスセールス」

前職リクルート時代は、 大企業向けのセールスにマトリックス営業という手法を使っていました。 マトリックス営業という言葉自体は一般的にはあまり使われてはいませんが、 その概念自体は、法人セールスとしては原理原則的なものだと思います。 法人は、ピ…

デューディリジェンスにおけるQ&Aシート活用について

M&A

バイサイドとして、デューディリジェンスを行う際に、 Q&Aシートというものを活用し、 対象会社に対して、質問を行います。 どこの会社も似たようなフォーマットを活用している Q&Aシートだとは思いますが、 書いている内容は、 買い手や専門家が重要視して…

面接における最後の質問

自分は今の会社で最終面接官として、 候補者の方にお会いすることが多いのですが、 最後は、候補者の方に 「何か質問はないですか?」という話をさせていただきます。 ほとんどの場合、何か意図があって聞くというよりは、 せっかくご応募いただき、時間をと…

面接で聞かれることを面接をする立場から考えてみる

現在、上場ITベンチャーの役員として、 週3名〜5名程度の方と面接しています。 面接をしている立場から、 転職時の面接で聞かれることを考えてみたいと思います。 今回は、ご本人の志向、考えについてです。 候補者の方がどのような会社や仕事を探している…